今年のタンカン事情
今年は生産者さんのご要望も兼ね、お値段をキロ当たり100円の値上げをさせていただきましたが、みなさん気持ちよくお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
ほぼ毎日、私は朝からパソコンとにらめっこしながら、お届け先の伝票づくりをし、バイトさんは箱詰めにおおわらわでした。
さすが、年輪を重ねたオバァ~タリアンたちの手仕事は手際がよくて、どんどん箱詰めが仕上がっていきました。ときに私の集中力が衰えて、住所を間違えたり、2個のご注文を1個しか送らなかったりというミスもありましたが、どうぞお許しを・・・
さて、今年のタンカンは、例年に比べると糖度が少し低かったかもしれません。JA奄美も今年は糖度11・5度(例年は12度)でGOサインをだしました。
12月から気温が高かったことと雨が多かったことが原因だと思いますが、地球温暖化の影響がタンカンにも及んできたような気がします。
お値段は高くなり、味はいまいちということになりかねないので、私も気が置きつきません。
お買い上げくださったみなさま、いかがだったでしょうか。
当店で出荷しているタンカンは、奄美の原生林金作原(きんさくばる)に行く途中にあります。標高はそんなに高くはありませんが、山間の傾斜地を開墾してタンカンとポンカンを栽培しています。収穫したタンカンはトロッコで選果する作業小屋まで運びます。
写真左が作業小屋のトロッコ 右はトロッコの線路ですが、トロッコなんてめずらしい乗り物ですよね。
つづきはMoraへどうぞ~
この畑の堺界には、じつはイノシシの捕獲用の檻が据え付けてあって、餌を求めてやってきたイノシシが生け捕りされる予定なんですが、昨年も一昨年も台風が直撃しなかったものですから、餌になる椎の実が豊作で、イノシシも山の中で満腹できたんでしょうね。
農園のおじさんも、生け捕りしたら佐竹さんも呼んでシシ鍋にするんだけど、と、昨年はおっしゃってましたが、今年もまだお呼びがないのでイノシシ君もほっとしていることでしょう。
左はイノシシの捕獲用檻で、右はイノシシが食べたタンカンの中身です。皮を残して中身だけ食べていくなんて、かしこいイノシシです。
by sanenbana | 2008-02-26 12:28 | タンカン情報