佐藤悦子さんのたたかい

4年前の2003年11月、大分の若い青年佐藤隆陸(たかみち)さんは、24歳の命をこの奄美市の市内で、飲酒運転の少年(当時19歳)によって絶たれました。奄美群島復帰五十周年の式典当日の夜でした。
1週間後、隆陸さんは県立大島病院でお亡くなりになりました。

あれから4年、母親佐藤悦子さんの辛く悲しく苦しい日々の連続を、私もただただ遠くから見守ることしかできません。
最愛の息子さんの死を受け入れることができなかった父親佐藤啓治さんは、辛さを紛らわすために深酒をするあまり肝臓をこわし、とうとう今年7月、肝臓ガンでお亡くなりになりました。57歳でした。あきらかな二次災害だと思います。

e0062635_112666.jpg

         乙女チックな80歳のY子さんと、佐藤悦子さんで~す



その佐藤悦子さんが、奄美にいらっしゃいました。
何かをしないではいられない、最愛の息子と夫を奪われたこの悲しみをどうしたらいいのか・・・彼女の人生に理不尽に訪れた運命をなんとか乗り越えたい、そんな一心で、訴えつづけています。「飲酒運転をしないでください!」と。

隆陸さんには婚約者がいました。彼女と結婚をするために貯蓄したお金の一部で、悦子さんは写真のような絵本を100冊購入して、奄美市の学校に配布してもらうことにしました。
e0062635_1117418.jpg

今回はそのための来島でした。

そして悦子さんは、奄美市のどこかに、飲酒運転撲滅を念じた記念碑を建立したいと考えています。土地を購入して自費を投入してでも、と考えているようですが、これはまだまだこれからの問題です。だれもが、飲酒運転をNOとする取り組みをすることの方が大切です。早まらないで、じっくり考えましょうということで、まず私が一番会わせたかった「乙女チックな80歳」のY子さん宅に連れていきました。

Y子さんもご苦労されているので、いいアドバイスがいただけました。
悦子さんの心に人の輪が広まることもとても大切です。自分のことで精一杯だった自分から、少しづつ外部が見れるようになれば、また違う自分を発見することができるかも知れません。
そんな日がいつか来て、やはり生きていてよかった、思える日まで、時が癒してくれることを信じていきましょう。
[PR]

by sanenbana | 2007-12-23 11:49 | 活動報告