乙女チックな80歳

「は~い、佐竹さん、お待たせ!」と言って、車でお迎え。久しぶりにどっかで食事をしようということになって、私もさっさと店じまいです。

日曜日の夜は通りも閑散としていることが多いので、遅くまで開けているよりは友人たちとの交流を優先しちゃう。奄美ならではの楽しいてげてげ経営ですよね~
お迎えに来た方は、なんと今年80歳か81歳。弓道の師範をされていて、いかにも堅苦しい人のようですが、私よりも若々しいぐらい。ご近所のTさんの年の重ね方とは違う、生き方と考え方をされています。
共通しているのは、第2次大戦をくぐりぬけてきたことと、戦争には大反対ですが、どうしようもないほどの天皇崇拝の精神でしょうか。天皇さま様には私も、もう逆らいません。



Y子さん。彼女は満州からの引揚げ者です。子どもが3人。18歳で結婚。
望まれた結婚でしたが、夫の執拗な求愛に抗って引揚げと同時に逃げる。逃げる。逃げる。

実家の鹿児島から、奄美での手芸などの先生に10日間の出張依頼を受けたのがきっかけで、奄美に住み着いてもう53年です。昭和29年2月、奄美が日本復帰をした2ヵ月後のことでした。
Y子さんを支えたのは弓道と、奄美で始めた編み物教室の先生です。3人の子どもたちを夫の親権にすることで離婚が成立し、子どもたちを手放す辛さよりも自分らしく生きたいという道を選びました。

24時間レストランでみっちり2時間。長居しても気にならない場所と、メニューにバラエティーが富んでいること。
「スープのお代わりは何杯でも~」なんて言われると、
「まあ~なんてすばらしい、経営者なんでしょう!」と店員さんにも握手しかねません。
そこで、あれもこれも聞いてほしいという80代の乙女チックな彼女。

生きていることが楽しい、というただそれだけの1点の曇りもない精神が、TさんにもY子さんにもあって、彼女たちを生き生きとさせているんだなあ~とつくづく思いますね。

80歳。私はそのころどうしているのかしら。予定では元気で生きているようですがね~もうボケちゃったりして、息子にもあんたタルカイ~(誰かね~)なんて言ってるかもしれませんね~
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by sanenbana | 2007-12-17 11:05 | 私的なおしゃべり