もずく研究者
例のご近所のTさんが、二つのもずくの袋を持ってきて、私にこの違いは何か、といいます。
秤にかければ同じ500gなのに、片方は水分が多く片方はみっちりと中身が入っているのです。もずく好きのTさんは、毎日もずくを食べているとのことですから、この発見は大問題です。
今まであたりまえだと思っていたもずくより、もっと腰が強くて歯ごたえのあるもずくに出会った
ということで、みっちりと量の多い生産者のお宅を訪ねることにしました。
お電話をかけると、
「あんたたち、もずくがほしいの?それとも話がききたいの?、話が聞きたいのなら来てもいいけど・・・」とのこと。買うだけなら相手はしないよ、というような雰囲気です。
こういう人はぜったい面白い。うんちくが詰まっています。
笠利のお宅を訪ねたら(鴨料理を食べてからね)、ご主人はなぜか顕微鏡を準備して待っていてくれました。
もずくの収穫期は5月~6月。それから塩蔵して来年の5月ごろまでが食べごろですが、このおじさんちのもずくはもうそろそろなくなるそうです。大手の会社と契約しているので、コンテナで送ったらおしまい。あとは地元のためにボチボチとのことでした。
顕微鏡でなにをするのか、私は興味津津です。覗かせてもらうともずくの根になるものが生きています。これから来年のための苗床をつくるんだそうです。
このおじさんも今年80歳。カクシャクとしたものでした~。
養殖の話しなどもっとくわしく聞きに行きたい人でした。こんな人が島の根っこを支えているんですね。
もずくは整腸や殺菌力などあるそうです。
食べ方は、500g入りを全部洗ってから、しょうがを刻んでポン酢に漬けておくと、いつでも食べれますので、どうぞご注文くださいませ。500g入り350円です。
by sanenbana | 2007-12-15 12:11 | あまみ便り