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エッセイーが終了しました

毎日新聞の鹿児島版に、昨年4月から隔週で書いたエッセーが昨日で終了しました。全22回。なんとか穴もあけずに書き続けられたことが収穫かな、と思っています。
奄美から鹿児島に向けて発信するというスタンスは、どうしても友好関係の前に言って置かなければならないことの方が先行して、つい鹿児島を撃つという気持ちをぬぐえきれません。それでもあまり感情的にならずに、まあまあの線が維持できたのではないかと思っています。
匕首(あいくち)を胸に秘め、にっこり笑ってひとを斬ることができたでしょうか。

先日、里帰りした東京在住奄美出身の友人が
「佐竹さんはすぐ闘っちゃうからね」と笑っていましたが、私に言わせれば
「あなたたちが怒ることを放棄して、都会に逃げるからよ」となるんですね。

昔、唐十朗や寺山修司、60年安保から70年にかけて青春をやった人なら分かるかもしれませんね。私は、奄美のアイデンティティーとは何かということを追求しておきたいのです。
それは、奄美が奄美らしさを失わないで、青い海、白い砂浜を守りながら、ゆるやかに心豊に存在しつづけてほしいという願いをこめているということなのです。私はそういう奄美に抱かれて暮らしたいと思っているのです。
ほんとうは、ただそれだけのことなのです。

私のエッセィーはHPの「エッセィーの壺」にスキャンをして全22回分を掲載しますので、ぜひお読みになってくださいませ。むろん、批評もお願いいたします。

by sanenbana | 2007-04-06 20:12 | あまみ便り