大笠利のカトリック墓地
奄美大島の北部、笠利町の太平洋側に面した大笠利集落は、奄美のなかでもカトリック信者さんの多い集落です。明治の初めころ、薩摩藩に痛めつけられた奄美人の心のケアを目的にして有識者たちが招聘したキリスト教は、フランス人宣教師フェリェ神父の来島によって、まるで砂が水を吸うような勢いで信者さんが増えていったといわれています。昭和に入ってから軍部のきびしい弾圧を受けるとも知らないで・・・
たくさんの十字架にはそれぞれ、言い尽くせないほどの物語が眠っているはずです。
写真は奄美百景のひとつ(佐竹選)です。
by sanenbana | 2005-10-02 14:49 | あまみ便り